複数の窓幅から得られた自己相関関数を用いる音声基本周期抽出法

都木 徹  清山 信正  宮坂 栄一 

誌名
電子情報通信学会論文誌 A  Vol.J80-A  No.9  pp.1341-1350
発行日: 1997/09/20
Online ISSN: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 音声,聴覚
キーワード: 
基本周期抽出自己相関関数複数分析窓幅基本周波数変換話速変換

本文: PDF(709.2KB)


あらまし: 
話速変換装置などのリアルタイムの逐次音声処理に用いるための,基本周期の高精度な抽出法を提案する.一つの分析時点において,複数の長短異なる幅の分析窓を用いて入力音声波形の自己相関関数を計算し,各自己相関関数についてそれぞれ適当な範囲で最大値を検索した後,窓の数分だけ得られた基本周期の候補の中から適当な重み付けにより最適なものを選択する.この選択処理は各分析時点ごとに独立しており,音声全体の基本周波数の連続性などは利用しない.多数の話者や雑音付加音声を含む資料音声に対して分析を行い,一般的なケプストラム法やLPC残差相関法よりも高精度な抽出が,広範な基本周波数やパワーの変化に対して可能なことを示す.