指数関数振幅分布を有する線状波源のファンビーム形成法

小西 善彦  大塚 昌孝  松永 誠  浦崎 修治  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J79-B2   No.3   pp.192-199
発行日: 1996/03/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
進行波アンテナ,  ファンビーム,  線状アンテナ,  指数関数分布,  励振分布,  

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あらまし: 
本論文では,多線巻ヘリカルテンアンテナのような進行波給電の線状アンテナや,リニアアレーアンテナを模擬する指数関数振幅分布を有する線状波源でのファンビーム形成法として,波源全長をn:1に分割し,1/(n+1)の部分の励振位相をπシフトする方法について検討している.まず,指数関数振幅分布を有する線状波源でのファンビーム形成方法を解析的に検討し,ファンビームを得るのに必要な式を導出している.つぎに,設定したカバレージエリア(天頂からの角度θ=30~60°)に対してファンビームを形成した場合の波源の全長LTとカバレージ利得との関係を検討し,ファンビームを形成することで,カバレージ利得の向上を図れることを示す.また与えられたカバレージエリアに対して,カバレージ利得が最大となる波源全長の最適値が存在することを示す.更に,2線巻ヘリカルアンテナを用いてファンビーム形成実験を行っている.そして,放射パターン実測値に非対称性はあるが,ほぼ計算値に近いファンビームを形成でき,カバレージ利得を向上できることを確認している.