3次元声道形状モデルの構築法の検討

横山 徹  三木 信弘  小川 吉彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J79-A   No.11   pp.1783-1792
発行日: 1996/11/25
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DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 音声,聴覚
キーワード: 
3次元声道形状,  声道モデル,  MRI,  声道断面積関数,  声道伝達特性,  

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あらまし: 
声道の実体的な形状に即した音声生成モデルを構築するために,磁気共鳴映像法(Magnetic Resonance Imaging: MRI)を用いて3次元声道形状を構成する方法を示す.メッシングにより多面体としての3次元形状を構成するために,MR画像により抽出された輪郭線上の点を1対1で対応づける方法を示す.また分岐形状を構成する方法についても述べる.次に構成された3次元声道形状を,構造化された3次元声道形状モデルとして表現する.このモデルのパラメータとして,基本的な形状情報とされている正中断面形状,声道中心線,声道断面積関数,および声道周長関数の推定を行う.これによって本論文による3次元声道形状の構成法の有効性を示す.そして形状パラメータとして得られた断面積関数,および周長関数を用いて声道伝達特性を計算する.またこの声道形状モデルの有効性を示すために,モデルのパラメータを操作することによって,分岐の形状が伝達特性に及ぼす影響について検討する.その結果,分岐の形状の要素としては,分岐の長さの重要性が高いことがわかった.