ノッチフィルタバンクによるレーダクラッタの抑圧

近藤 倫正  藤坂 貴彦  岩本 雅史  岡田 隆光  立花 康夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J78-B2   No.9   pp.611-620
発行日: 1995/09/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 宇宙・航行電子システム
キーワード: 
マルチビームレーダ,  ノッチフィルタ,  フィルタ選択確率,  FOM,  

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あらまし: 
入力信号のプロフィールが統計的に高い精度で推定可能なマルチビームレーダにおける新しいクラッタ抑圧方式を提案している.この方式では,推定したクラッタバンド幅を基にディスクリートノッチフィルタバンクから適応的に抑圧フィルタを選定する.この選定法として,バンド幅推定精度にリンクした選定確率という概念を導入して選定アルゴリズムを導出している.このアルゴリズムを用いた方式の性能を評価するために,従来のインプルーブメントファクタを改良して,フィルタ選択確率と目標検出確率を考慮した評価関数を定義している.これらを基に,モデルレーダについてノッチフィルタバンクの構成例を示し,システム性能を,ここで定義したFOM(Figure of Merit)で評価した.この結果,
(1)クラッタバンド幅推定精度とフィルタバンクのフィルタ分配間隔にはFOMを最大にする最適性が存在する.
(2)推定精度をフィルタバンクの分配間隔に応じて高めた場合には分配間隔を狭めるほどFOMは向上する.
等のことがわかった.