キネマティックGPSにおけるサイクルスリップ実時間決定法

王 盾  森川 博之  水町 守志  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J78-B2   No.2   pp.79-88
発行日: 1995/02/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 電子・電波応用
キーワード: 
航法,  測位,  キネマティックGPS,  サイクルスリップ,  カルマンフィルタ,  

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あらまし: 
キネマティックGPSは,GPS衛星からの電波(搬送波)の位相を移動しながら測定することにより,数センチメートル程度の精度で移動体の測位を逐次的に行う方式である.しかし,このようなキネマティックGPS方式では,位相の測定中に生じる整数倍波長分の位相ずれ(サイクルスリップ)を除去しなければ,高精度の測位を実現することができない.これに向けて,本論文では,測位に必要な4個の衛星のみならずそれ以上のGPS衛星信号を利用することで,サイクルスリップを精度良くかつロバストに検出・除去する手法を示す.すなわち,カルマンフィルタの更新残差に基づくサイクルスリップの検出・除去と,余剰GPS信号を用いるサイクルスリップの検出・除去とを統合して,高精度にサイクルスリップを決定する手法を示す.