周波数ホッピングを用いたマルチキャリヤトレリス符号化8PSK方式

大川 耕一  笹瀬 巌  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J78-B2   No.11   pp.672-683
発行日: 1995/11/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 
陸上移動通信,  マルチキャリヤ,  マルチプルトレリス符号化変調方式,  周波数ホッピング,  

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あらまし: 
本論文では,トレリス符号化変調(TCM)方式をフェージング通信路に適用する際に問題となる,時間軸上において連続的な受信信号レベル低下の影響を,周波数ホッピングにより周波数軸上に分散する効果に注目し,周波数ホッピングを用いたマルチキャリヤトレリス符号化8PSK方式を提案する.本提案方式では,搬送波周波数を1シンボルごとにホッピングすることにより連続的な受信信号レベル低下の影響を周波数軸上に分散し,インタリーブのように処理遅延時間を増加することなく,またフェージング変動速度の影響を受けることなくマルチキャリヤTCM方式の誤り訂正能力の改善を図っている.計算機シミュレーションにより,提案方式のビット誤り率(BER)特性の評価を行い,レイリーフェージング通信路における提案方式の有効性を示す.更に,提案方式のホッピング周波数の数には最適値が存在し,この値は用いるマルチプルトレリス符号の支配的誤り事象のスパンに依存することを明らかにする.