バックプレッシャふくそう制御方式の基本特性の解析

川原 憲治  尾家 祐二  村田 正幸  宮原 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J78-B1   No.12   pp.837-845
発行日: 1995/12/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 交換,通信処理
キーワード: 
ATM,  適応型ふくそう制御,  バックプレッシャ制御,  Pushout規律,  

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あらまし: 
ATM網におけるふくそう制御には,ユーザから申告されるトラヒックの統計値を基にしてふくそうを未然に防ぐふくそう回避型(CAC,UPC)が提案されている.しかし,統計値を完全に予測することは困難であるため,適応型の制御を組み合わせることが必要であると考えられる.本論文では,バックプレッシャ制御に着目して,その基本的な特性を評価し,有効性を明らかにする.一般的にバックプレッシャを用いた場合,ふくそうが長期化すると網全体にふくそうが伝搬して,ふくそうノードを通過しないトラヒックにも影響を及ぼすという問題点が指摘されている.そこで,トラヒック転送を止められたノードのバッファにPushout規律を適用することによって,バックプレッシャの性能改善を試みる.数値結果より,Pushout規律の付加によって,遅延特性をほとんど劣化させることなく,廃棄率特性を大幅に改善できることが明らかにされる.