室内無線パケット通信システムのモデリングとシミュレーション解析

笠原 広和  原 晋介  森永 規彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J78-A   No.8   pp.947-956
発行日: 1995/08/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 特集論文 (モデリングとシミュレーション論文小特集)
専門分野: 
キーワード: 
レイリーフェージング,  対数正規シャドーイング,  距離変動,  ALOHA,  CSMA,  

本文: PDF(690.3KB)>>
論文を購入




あらまし: 
無線通信路は有線通信路と大きく異なる特性を有しており,捕そく効果(Capture Effect),隠れ端末問題などの現象が起こる.従って,無線通信システムのシステム全体としての解析を行う場合,無線通信路の特徴を正確に,かつ効率良くモデル化することが重要である.本論文では,室内無線パケット通信システムを対象とし,基地局と移動端末の空間的な位置関係をモデル化し,更に無線伝搬路をレイリーフェージング,対数正規シャドーイング,距離変動の3層構造でモデル化し,チャネルの利用状況,伝搬路の状況と,与えられた変調方式およびメディアアクセスプロトコルからビット誤り率テーブルを用いてパケットの受信成功判定を行い,システム特性(スループット,パケット受信成功確率,平均遅延時間)を計算機シミュレーションによって効率良く解析する手法を示す.また,具体的な数値解析例としてDS/SS(Direct Sequence/Spread Spectrum)方式を用いた室内無線パケット通信システムのシミュレーションを作成し,システム特性を解析する.