適応型3次元走査を用いた画像変換符号化

杉浦 彰彦  稲津 稔  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J78-A   No.7   pp.839-847
発行日: 1995/07/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 情報理論,符号理論
キーワード: 
画像符号化,  帯域圧縮,  DCT,  3次元走査,  適応切換え,  

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あらまし: 
動画像の帯域圧縮には,従来,動き補償と2次元DCTを用いるハイブリッド方式が利用されてきた.本研究では従来方式の動き補償の代わりに,フレーム間の冗長度もDCT変換を用いて削減する3次元DCT変換方式について検討した.3次元DCT変換方式で動画像のDCT係数を伝送する場合には,DCT係数の3次元の走査の仕方によって,伝送符号量や再生側での復元誤差(SN比)が変化する.また,画像の絵柄,動きによっても影響を受ける.そこで4種類の3次元走査方式を適応的に切り換える適応型走査方式を提案した.シミュレーションの結果では,固定走査方式に比べて適応型では量子化後の係数をすべて送る場合(画質一定),伝送符号量が節約でき,伝送するDCT係数の個数を制限した場合でも画質の劣化を極めて少なくできることが明らかとなった.