環グループ完全結合ネットワークの性質

船木 英岳  小林 洋  山本 博章  山浦 弘夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J77-D1   No.10   pp.683-692
発行日: 1994/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: 計算機システム
キーワード: 
環グループ完全結合,  有弦環結合グループ化,  自律分散システム,  

本文: PDF(559KB)
>>論文を購入


あらまし: 
コンピュータネットワークの形状については,数多くのものについての研究がなされている.本論文では,その中で従来あまり研究が行われていない,接続数3のネットワークの一種である環グループ完全結合を取り上げ,定式化すると共にその性質について述べる.この結合は,m個の小さな環のグループをm+1個集めたものとみなすことができ,このようにみなすとネットワークのノード数n(=m・(m+1))によらず二つのグループ間の距離はすべて1となるという性質がある.また,ネットワークのグループの拡張については,各グループにノードを一つずつ付けたしてそこから追加グループのノードへと結ぶのみで容易に拡張ができることを示す.次に,応用例として,コンピュータネットワークにより構成される自律分散システム(Autonomous Decentralized Systems)の一方式として提案されている環状結合を使った方式の,環グループ完全結合による改良法を示す.環状結合ではノード間のメッセージの経路長はOn)であるが,環グループ完全結合によればOn)となる.