両軸異タップ数による2次元最大平たんダイヤモンド型ハーフバンドFIRフィルタの設計

乾 究  吉田 俊之  西原 明法  藤井 信生  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J77-A   No.10   pp.1336-1345
発行日: 1994/10/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: ディジタル信号処理
キーワード: 
ディジタルフィルタ,  多次元信号処理,  FIRフィルタ,  最大平たん型フィルタ,  

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あらまし: 
2次元ダイヤモンド型フィルタは種々の応用分野を有する実用上重要なフィルタで,2次元ハーフバンド(HB)FIRフィルタとして効率良く設計・実現できることが知られている.一方,応用によっては両軸同タップ数のフィルタよりも,むしろ一方の軸方向のタップ数を減らした両軸異タップ数のフィルタの方が適している場合がある.そこで,本論文では両軸異タップ数の2次元ダイヤモンド型低域通過フィルタを最大平たん設計する一方法を提案する.まず,両軸のタップ数が異なる場合に原点に与え得る最大平たん度とその条件式を考察すると共に,フィルタ形状をダイヤモンド形に近似するための条件式の導出を行う.次に,導出した条件式を組み合わせて独立なインパルス応答係数に関する連立方程式を導くことにより,両軸のタップ数差が2の場合および4,6の場合の実際の設計法を示す.最後にいくつかの設計例を挙げると共に他の設計法との比較を行い,提案する方法の有効性を確認する.