格子結合型マルチプロセッサシステムの自律再構成法

沼田 一成  堀口 進  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J76-D1   No.10   pp.531-540
発行日: 1993/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: フォールトトレランス
キーワード: 
WSI,  超並列システム,  再構成アルゴリズム,  フォールトトレランス,  マルチプロセッサシステム,  

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あらまし: 
近年のVLSI技術の進歩により,1枚のウェーハ上に多数のプロセッサ等を搭載することが可能となってきている.本論文では超並列システムの実現が期待されているメッシュ結合に注目し,格子結合型マルチプロセッサシステムをウェーハ上に実現する場合の自律再構成技術について議論している.再構成技術はウェーハ上にシステムを構築する際に必要不可欠なものでいくつかのものが提唱されているが,それらのアルゴリズムの大部分はグローバルな情報を利用するもので自律再構成システムには適していない.本論文ではこのような点を考慮しローカルな情報のみを用いて再構成するための格子結合型マルチプロセッサシステムの自律再構成方式とそのアルゴリズムについて提案する.更に,自律再構成法の性能について,グラフ理論より求められた再構成法と比較検討している.その結果,本手法により,ローカルな情報を用いて再構成を行った場合も比較的高い性能が得られることがわかった.またグラフ理論を用いても求めることができない,複雑な冗長アーキテクチャにも本手法が適用でき,高い性能が得られることを明らかにした.