信号光と局部発振光の空間整合を利用する光ヘテロダイン検波/空間追尾方式

塚本 勝俊  森永 規彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J76-B2   No.9   pp.746-757
発行日: 1993/09/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 衛星通信
キーワード: 
衛星間光通信,  空間追尾方式,  光ヘテロダイン検波,  空間整合,  

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あらまし: 
光学アンテナの指向方向を制御する空間追尾システムは超遠距離の衛星間光通信系の通信品質を支配する.宇宙空間における支配的な雑音要因である背景光に強く,高受信感度を有する光ヘテロダイン検波方式を用いた空間追尾システムは,直接検波方式に比べて高精度な追尾性能が期待でき,近年盛んに検討されている.本論文では,従来とは異なる指向誤差検出の原理を示し,その原理に基づいた新しい光ヘテロダイン検波/空間追尾方式を提案している.本提案方式は,信号光の到来角の変動に伴う局発光との空間整合量の変動を利用して信号光の到来角を追尾することを原理とし,象限光検波器を用いることなく単一の通常の光検波器を用いて指向誤差を検出することを特徴としている.また,雑音等価角(NEA)について理論解析を行い,アンテナの開口形状が方形の場合の最適な局発光回折像を明らかにすると共に,NEAの観点から性能評価を行い,象限光検波器を用いる光ヘテロダイン検波/空間追尾方式との比較を行っている.