ATM網におけるマルチチャネルを考慮した帯域管理方式の比較評価

馬場 健一  斎藤 敏彦  村田 正幸  宮原 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J76-B1   No.3   pp.231-238
発行日: 1993/03/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信網,通信サービス
キーワード: 
ATM網,  バースト性,  優先権制御,  帯域管理,  呼損率,  

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あらまし: 
ATM網ではさまざまな通信サービスが提供されようとしているが,それぞれのサービスが発生するトラヒックはさまざまな特性をもつ.従って,ATM網のように統計多重化効果により回線の有効利用を図ろうとする場合には,呼が発生したときに,セル棄却率などの通信品質を保証した上で必要な帯域をあらかじめ予約するという帯域管理制御が必要になる.更に,サービスごとに要求する通信品質が異なるため,優先権処理を考慮した帯域管理が有効になる.また,送受信ノード間には複数の交換機が存在し,更には,各ATM交換機間のリンクには複数のチャネルが存在するため,呼設定時にそれらのチャネルのいずれかを選択する制御が重要となる.その場合にも,サービスごとの呼のトラヒック特性を十分考慮する必要がある.本論文では,このようなマルチチャネルリンクにおけるチャネル選択方式を扱う.そのため,1本のチャネルに設定可能なトラヒックの多重度を階層モデル化の手法に従って解析的に求め,その結果を用いて,複数のチャネルをもつ場合の各種チャネル選択方式の性能を調べる.チャネル選択方式の性能を図るための性能指棟としてチャネル利用率,呼損率を用い,各方式の特徴,性能を解析およびシミュレーションによって明らかにする.