可変長ブロックDCT符号化法におけるブロック分割方法の一検討

岡田 貞実  芝田 博之  澁谷 嗣晴  山崎 一生  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J75-D2   No.8   pp.1386-1396
発行日: 1992/08/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
キーワード: 
画像符号化,  可変長ブロック,  離散的コサイン変換,  ブロック分割,  量子化マトリクス,  

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あらまし: 
直交変換符号化法は,ビットレートを下げていくと人間の眼によく目立つブロックひずみが発生しやすいという欠点をもっている.この欠点を補い,更に画像の部分的な特徴に合わせて高能率符号化を行うことのできる方法として,可変長ブロックを用いることが提案されている.本論文では正方形ブロックのサイズを決める方法として,ブロック内の画素平均値からの誤差量で決定する方法[方法A1],1次近似平面からの誤差量で決定する方法[方法A2],更に離散的コサイン変換後の係数の分布で決定する2通りの方法[方法B1],[方法B2]を検討し,その特性を示す.ブロックサイズは,16×16,8×8,4×4,2×2画素の4種類とする.ブロック分割情報を4分木構造で表現することにより,データの増加を抑えている.各ブロックサイズに応じた量子化マトリクスを設計することにより,ブロックひずみの少ない再生画像を得ることができており,[方法B1][方法B2]>[方法A2]>[方法A1]の順で画質が良い.計算量まで含めると[方法B2]が最も優れている.いずれの方法でも,ブロックサイズ8×8固定の場合よりもSN比が約1~2dB向上している.