両方向動きベクトルを用いた動画像のフレーム内挿方式

宮下 充弘  佐藤 清次  山下 一美  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J75-D2   No.2   pp.335-341
発行日: 1992/02/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
キーワード: 
画像符号化,  フレーム内挿,  動きベクトル,  動き補償,  

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あらまし: 
低ビットレートでの動画像通信において,情報量削減のためのフレームコマ落しは非常に有用である.しかし,受信側でコマ落しされたフレームを隣接フレームから内挿し,作成する必要がある.そこで,動きのある画像に対しても正確な内挿フレームを得るために,動きベクトルを用いたフレーム内挿方式が必要となる.本論文では,両方向の動きベクトルのフレーム内挿に対する有効性に注目し,ある物体が他の物体に隠されたりフレームアウトするような場合でも,正確に内挿フレームを得るために,両方向の部分動きベクトルを用いた適応的フレーム内挿方式を提案する.シミュレーション実験で,6フレーム/秒にコマ落しした動画像に対し同一符号量で,片方向の動きベクトル,両方向の動きベクトル,両方向の部分動きベクトルそれぞれを用いてフレーム内挿を行った.その結果,両方向の部分動きベクトルを用いた場合,最も良好な内挿フレームを得ることができ,提案した方式がフレーム内挿方式として有効であることが示された.