Fortranプログラム粗粒度タスクのOSCARにおける並列実行方式

本多 弘樹  合田 憲人  岡本 雅巳  笠原 博徳  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J75-D1   No.8   pp.526-535
発行日: 1992/08/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (並列/分散処理論文特集)
専門分野: スケジューリング/負荷分散
キーワード: 
並列処理,  並列化コンパイラ,  マルチプロセッサシステム,  スケジューリング,  マクロデータフロー,  

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あらまし: 
スーパコンピュータのマルチプロセッサ化に伴い,一つのFortranプログラムを粗粒度タスク(マクロタスク)に分割し,プログラム全体にわたる並列性を生かした並列処理を実現する自動並列処理技法が注目を集めている.本論文では,マクロタスク間の並列性が実行開始条件として表現されていることを前提に,マクロタスク間の並列性を利用した並列処理を実現するための並列実行方式を提案する.本方式では,マルチプロセッサスケジューリングアルゴリズムを応用したダイナミックスケジューリング手法を用いて,プログラム実行時に各マクロタスクのプロセッサへの割当て(スケジューリング)を行う.また本方式ではダイナミックスケジューリングのオーバヘッドを軽減するために,コンパイル対象のソースプログラム専用のスケジューリングコードを,ソースプログラムコンパイル時にオブジェクトコードの一部としてコンパイラが生成する.本方式をマルチプロセッサシステムOSCARにインプリメントし評価を行った結果,本実行方式がダイナミックスケジューリングによるオーバヘッドの少ない並列処理を実現するものであることが確認された.