声道形状の3次元有限要素モデル作成法

広奥 暢  飯嶋 弘久  三木 信弘  永井 信夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J75-A   No.3   pp.483-490
発行日: 1992/03/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 音声
キーワード: 
有限要素法,  声道,  音声,  3次元,  メッシュ生成,  

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あらまし: 
3次元有限要素解析は,音声生成系の物理現象を明らかにするために有効な方法であると考えられる.この有限要素解析の前処理として,対象領域を有限要素に分割する必要がある.声道の形状が複雑であることや,膨大な量の3次元の座標データを扱わねばならないことから,前処理用のアルゴリズムが必要となる.本論文では,声道の複雑な3次元形状を容易に有限要素に分割する方法を提案する.本方法では,形状の表面については,スプライン関数を導入して数少ないパラメータで表現する.これにより測定によって得られた形状データに再現性をもたせることが可能となる.形状内部については,座標線が物体表面に沿うような自然な座標系から,デカルト座標系への座標交換を定めるラプラス方程式を,数値的に解くことによって有限要素に分割する.本方法の適用例として,口腔部のレプリカより得られた断面形状をもとに,口腔部の3次元形状を有限要素に分割する.