優先機能を考慮した解決形コンテンションリング方式

スウィポン セイコー  岡田 博美  前川 禎男   慶一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J74-B1   No.6   pp.435-444
発行日: 1991/06/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 信号方式,通信プロトコル
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あらまし: 
本論文では,光ファイバを用いた高速ネットワークにおける解決形コンテンションリング制御方式に優先機能を提案し,性能評価を行う.本優先機能は時間トークン制御機能に基づいている.その制御機能は,リアルタイム性の高いトラヒックの遅延を保証するため,伝送遅延にあまり敏感でないトラヒックの伝送権を制限する.つまり,伝送遅延にあまり敏感でないトラヒックに対しては,トークンの巡回時間がトークンの上限巡回時間より小さいときのみ,伝送権を与えることを考える.ここで取り扱うモデルは二つの優先クラスおよび四つの優先クラスの場合である.システムの性能は連続時間形シミュレータによって評価する.本優先機能の有効性を確認するために,FDDIおよび優先機能を導入しない解決形コンテンションリングと比較する.また,各優先クラスのバッファあふれ率によってその優先機能の性能を検討する.結果より,本方式が有効な性能を有することを示した.更に,FDDI方式はトークンの待ち時間やトークンの捕捉時間が長いため,本方式に比べて性能が劣化することを明らかにした.