パケット交換網における伝送遅延による再送を考慮に入れた性能評価

稲井 寛  横平 徳美  村田 正幸  宮原 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J74-B1   No.4   pp.275-282
発行日: 1991/04/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信網,通信サービス
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あらまし: 
パケット交換網においてEnd-to-Endエラー回復方式を採用する場合,タイムアウト時間の設定が重要になる.タイムアウト時間が小さいとパケットが正常に伝送されている場合でも網遅延のために再送が起こり,結果的に網のふくそうを招く.一方,タイムアウト時間が大きいと再送間隔が大きくなるため,平均のパケット伝送遅延は大きくなる.本論文では,パケット交換網をモデル化した待ち行列網を近似的に解析することにより,タイムアウト時間がパケット伝送遅延に及ぼす影響を考察し,End-to-Endエラー回復方式において平均パケット伝送遅延を最小にするタイムアウト時間が存在することを明らかにしている.また,End-to-End,Link-by-Link両エラー回復方式におけるパケット伝送遅延を比較することにより,両方式の遅延特性はノード間遅延に大きく影響されることを明らかにしている.