セルラ移動通信系のチャネル割当て問題とニューラルネットの応用

仙石 正和  中野 敬介  篠田 庄司  山口 芳雄  阿部 武雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J74-B1   No.3   pp.190-200
発行日: 1991/03/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 交換,通信処理
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あらまし: 
セルラ移動通信系においては,同一チャネルを複数セルで使用する.従来,セル上のいかなる呼の生起状態においても,電波干渉が十分小さくなるある一定の距離のセルの間隔をおいて同一チャネルを使用するモデルが用いられてきた.最近,希望波対干渉波比がある値以上であれば,同一チャネルを一定の距離のセルの間隔にとらわれずに割り当てるモデルが提案されている.従来のモデルについては割当てアルゴリズムの研究がなされているが,新しいモデルについては,その具体的な割当て法の報告がなされていない.そこで,この新しいモデルにおけるチャネル割当ての一手段として,Hopfieldのニューラルネットを用いることについて提案し,そのためのエネルギー関数を導く.このニューラルネットを移動通信系のモデルに応用した場合の電子計算機シミュレーションによるいくつかの結果を示す.ニューラルネットは,最適解を出力するとは限らないが,計算機シミュレーションの結果を見ると,通信トラヒック特性において,予想以上のチャネル利用効率の向上が見られる点は興味深い.