スライディング方形窓を用いたARMA4線格子形フィルタの設計法について

長谷山 美紀  永井 信夫  三木 信弘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J74-A   No.1   pp.9-18
発行日: 1991/01/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: ディジタル信号処理
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あらまし: 
本論文は,ARMA4線格子形フィルタのスライディング方形窓を用いた設計手法を導出している.既に,提案されている適応型ARMA4線格子形フィルタは,十分滑らかにシステムの係数が変化する時変モデルの係数推定のために,時間荷重関数の一つである忘却係数を用いている.従って推定係数への過去の観測信号の影響は,指数関数状に減少する.提案されるフィルタは,窓長よりも過去の観測信号の影響を,より取り除くことを考えるため,方形窓を用いて実現されている.また,本フィルタを用いれば,設計する際に入力信号の推定,更に,周波数領域の任意の区間に重みを付けたモデル同定が可能である.従って,入力信号が未知のモデルと考えられる音声信号や,EEGデータの分析を行うだけでなく,周波数領域に重みを付けることによって,例えば,低周波数領域のホルマントを低次数で高精度に推定することや,EEGデータにおける特定波(α波等)の高精度検出が可能である.更に,本論文では,モデル実験によってアルゴリズムの検証を行っている.