書家添削モデルを用いた毛筆漢字添削システム

曽 建超  井上 健  内尾 文隆  中西 暉  真田 英彦   慶一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J73-D2   No.2   pp.183-190
発行日: 1990/02/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
キーワード: 


本文: PDF(754.4KB)>>
論文を購入




あらまし: 
計算機による毛筆漢字生成法である階層分解合成法に基づいて計算機上での文字添削を支援するシステムを構成し,その使いやすさを評価している.階層分解合成法は,生成モデルとして優れているが,適切なパラメータの決定が困難であり,書写知識の援用が必要である.本システムは,書家のもつ書写知識が書家の添削行動に強く反応する点に着目し,添削動作を観察,記録,解析することにより書写知識を獲得するという戦略のもとに,書家が容易に添削活動を行え,かつ書家の注意をそらすことなく添削動作を記録できる環境を計算機上に実現しようとしたものである.まず,書家の添削行動の観察およびインタビュー結果から書家の典型的添削過程をモデル化した書家添削モデルを構成し,本モデルのもとに添削を支援する毛筆漢字添削支援システムを開発している.次に,書家による添削実験を通じ,本システムを用いて漢字パターンのレベルで階層分解合成法のパラメータ群を容易に修正できることを示すと共に,ホンシステムのインタフェースの書家にとっての使いやすさを,添削モデルの有効性,添削機能の十分性,実行速度などの評価基準を用いて評価し,ホンシステムの有効性を明らかにしている.