非接触E面フィンとキャパシティブアイリスを用いたエバネセントモード導波管帯域フィルタの合成

二川 佳央  孔 健植  伊藤 龍男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J73-C1   No.8   pp.536-543
発行日: 1990/08/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1893
論文種別: 論文
専門分野: マイクロ波,ミリ波
キーワード: 


本文: PDF(774.2KB)
>>論文を購入


あらまし: 
レーダのフロントエンドや,導波管系で組まれたマイクロ波回路に用いることができ,小形化,軽量化,量産化等に優れている,非接触E面フィンを用いたエバネセントモード導波管帯域フィルタの合成について述べ,フィルタを小形化,広帯域化するために内部にキャパシティブアイリスを挿入することを提案した.非接触E面フィンを用いたエバネセントモード導波管帯域フィルタについては,フィンが共振素子であることから解析理論を用いて,フィンの形状とその共振周波数との関係を求め,共振特性をデータベース化し,得ようとするフィルタの通過域の中心周波数,帯域幅,リプルなどの仕様を与えることで自動的にフィンの形状およびその間隔を決定し,フィルタの設計を行うフィルタ合成プログラムを完成させ,Kaバンドについてフィルタを試作し,特性の実験値と理論値との一致をみた.また,帯域フィルタを広帯域化するため,E面フィンを複数個縦続接続した場合についての合成も行った.更にフィルタ内部にキャパシティブアイリスを挿入することにより,比帯域幅が15%を上回る広帯域フィルタを実現することが可能となり,またこれによりフィルタ部の長さが26%縮小した.