2段階位相ダイバーシチ(DSPD)光通信方式―光回路の不平衡の影響とその補償―

山下 真司  大越 孝敬  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J73-B1   No.12   pp.913-921
発行日: 1990/12/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 光通信方式
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あらまし: 
著者らにより提案された2段階位相ダイバーシチ(Double-Stage Phase-Deversity, DSPD)コヒーレント光ファイバ通信方式は,まず光信号の段階で位相ダイバーシチ型のホモダイン検波を行い,更に電気信号の段階で位相ダイバーシチ型の周波数アップコンバージョンを行ってヘテロダイン信号と同じIF信号を得る方式であり,ヘテロダイン方式とホモダイン方式の両方の利点をもっている.本論文では,DSPD方式における光回路(ハイブリッド)不平衡の影響について,まず理論的に検討した.その結果,DSPD方式での不平衡の影響は従来の位相ダイバーシチ方式と同程度であり,光回路への要求はそれほど厳しくないことが示された.更に理論の検証のために,光回路のバランスを可変にしたDSPD方式実験を行い,理論と実験がよく一致することを確かめた.最後に,DSPD方式においては,電気信号の段階で光回路の不平衡の補償がかなりの程度に可能であることを示した.