分散的符号化に基づくフォールトトレラント演算回路の構成とその評価

春日 健  亀山 充隆  樋口 龍雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J72-D1   No.6   pp.516-525
発行日: 1989/06/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: フォールトトレラント
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あらまし: 
ロバストフォールトトレラント性とは,演算回路に誤りが生じても演算結果が正常値と比較して大きく異ならないような性質であり,高安全性システムを構成する上で今後ますます重要になると考えられる.ところで,現在のディジタルシステムにおいては数値情報を表現するのに重み付き符号が広く用いられているが,重みの大きなビットに誤りが生じた場合,演算結果は正常値から大きく異なってしまう.その結果,システム全体の安全性に大きな影響を与えることが多い.本論文では,分散的符号化,すなわち重みが等しく1である数系に基づく演算回路を提案し,従来の重み付き符号化に基づく演算回路と比較してロバストフォールトトレラント性,すなわち安全性が大幅に優れていることを理論的に確認した結果を示している.