移動体衛星通信における4相DPSK方式の検波後合成ダイバーシチ効果

原 晋介  森永 規彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B2   No.7   pp.304-309
発行日: 1989/07/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 特集論文 (移動体衛星通信小特集)
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あらまし: 
広範囲のサービスエリアをもつ移動体衛星通信では,直接波成分とランダムに時間変動する散乱波成分が干渉するライスフェージングと,長距離伝搬による低受信電力が回線を構築する上での大きな障害となる.本論文では,これらを克服する手段としてダイバーシチを取り上げ,4相DPSK方式について検波後合成ダイバーシチによる誤り率の改善効果を理論的に解析している.誤り率の導出には各ブランチで直交する二つの遅延検波出力の特性関数を用い,具体的モデルとして,衛星/航空機,衛星/陸上移動体および衛星/船舶の三つの通信システムを対象に理論式を求め,改善効果の評価を行なっている.また,選択ダイバーシチについても誤り率の評価式を示し,合成ダイバーシチとの比較を行い,その差について言及している.