市街地および郊外地における陸上移動多重伝搬路の諸特性

大鐘 武雄  三瓶 政一  神尾 享秀  笹岡 秀一  水野 光彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B2   No.2   pp.63-71
発行日: 1989/02/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
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あらまし: 
市街地および郊外地が混在する東京都小金井市付近において,スペクトル拡散方式の送受信機による複素遅延プロフィルの測定を行った.本論文では選択性フェージング対策技術の検討に有効となるよう,市街地と郊外地での多重伝搬路に関して遅延-ドップラースペクトル特性等による比較検討を行った.その結果,市街地における多重波は,道路沿いの建物による多数の遅延波が主体となって構成されることが明らかとなった.一方,郊外地では遅延波の発生源が孤立的な反射物体であることから,建物の位置に対する到来方向の依存度が強いことが明らかとなった.また,最小遅延到来波の電力を基準として-10dB以上となる遅延波の最大遅延時間は,市街地に比べ見通しのよい郊外地が,また,市街地では道路幅の広い地域がより大きくなることがわかった.