通信サービス仕様検証方式

新津 善弘  水野 修  水沢 純一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.4   pp.331-342
発行日: 1989/04/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信ソフトウェア
キーワード: 


本文: PDF(920.1KB)
>>論文を購入


あらまし: 
今後の公衆網における通信サービスの提供は,良質な仕様と迅速性が要求されるが,通信サービス開発の現状においては,サービス仕様は設計工程において開発者が机上検討で決定しているため,動作確認,操作性の評価等の仕様検証が不十分であり手戻りの原因となっていた.本論文では,交換装置と汎用コンピュータの構成により,サービス動作を体験可能な仕様検証方式を提案した.また,サービス仕様記述の容易さと実時間性の保証の両面を考慮した呼制御方式および並行プロセス環境を活用した1コール1プロセス化,リソース制御の仮想化,状態遷移に基づく簡易仕様記述法の技術を開発,導入することにより,試作システムを作成した.この結果,電話機単独の平均発信音送出遅延時間が1.28秒(標準偏差0.075),およびサービス仕様記述を14日以内の短期間でそれぞれ実現でき,本仕様検証方式の適用により開発期間は15%程度までの短縮が期待できることを明らかにした.更に,ここで開発した汎用コンピュータ呼制御方式とシステム構成技術により実現可能性が生じた対象と検討課題を示した.