トラヒック理論からみたATM網におけるトラヒック制御の動向

村田 正幸  尾家 祐二  宮原 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.11   pp.979-990
発行日: 1989/11/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 特集論文 (広帯域ネットワーク特集)
専門分野: 制御・プロトコル
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あらまし: 
ATM網におけるトラヒック制御に対する現在までの研究成果と今後の課題について調べている.ATM網では,すべての情報はセルと呼ばれる数十バイト程度の固定長ブロックに分割し伝送するため,従来とは異なったトラヒックモデルが必要になる.本論文では,まず,このようなATM網に適したトラヒックモデルとしてトラヒックのバースト性を考慮したものについての考察を行う.ATM網では,統計多重の効果によって,マルチメディア環境における低速から高速までのさまざまなトラヒックパターンをもつ各種メディアに対する効率良い通信路を提供するような網の構築を主眼としている.そこで,次に,トラヒックのバースト性を考慮した場合のトラヒックの多重効果について調べる.最後に,ATM網で考えられている「メディアにより異なる通信品質要求」を満足させる制御を実現していくために必要なトラヒック制御のうち,複数の処理クラスを考慮した制御方式について調べる.