衝突セル飛び越し機能を持つバンヤン網型ATM交換機の性能評価

塩本 公平  村田 正幸  尾家 祐二  宮原 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.11   pp.1044-1054
発行日: 1989/11/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 特集論文 (広帯域ネットワーク特集)
専門分野: ATMスイッチ
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あらまし: 
従来のバンヤン網型ATM交換機においては,2入力2出力の格子スイッチにおいて入力ポートのそれぞれにFIFO(First In First Out)バッファを備えているものが提案されていた.しかしながら,FIFOバッファの場合,各入力ポートバッファの先頭のパケットが同じ出力ポートを目差す場合には,どちらか一方のパケットしか処理できない.更に,バッファの先頭のパケットが処理されないため(Head Of the Line(HOL)blocking),その後方のパケットの処理が更に遅れることが問題となる.そこで,このような問題点を解消するために,各入力ポートバッファの先頭のパケットが目指す出力ポートが同じ場合にはバッファの後方を検索し異なる出力ポートを目指すパケットを探し出し,そのパケットをサービスする方式[PACC(Pass Ahead Conflicting Cells)方式]が考えられる.本論文では,このPACC方式によるバンヤン網型ATM交換機について離散状態離散時間マルコフ過程によるモデル化を行い,平均伝送遅延,棄却率などの性能指標を導出し,種々のトラヒックパターンにおける,その性能について検討を行う.