マルチメディアメールに適した描画符号化方式

酒井 善則  則武 孝成  林 泰仁  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.10   pp.831-837
発行日: 1989/10/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 情報源符号化
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あらまし: 
本論文は音声,文書,描画情報よりなるマルチメディアメールシステムに適した描画の符号化方式について検討を行ったものである.人間の描く図形はかなりの区間が加速度一定の線分となっていることに着目して,本論文では次に示すパラメトリック符号化方式を提案した.まず,描画から始点,終点,角となる点を描出してこれらの間を放物線で近似することを試みる.近似誤差がしきい値以上の場合は更に近似区間を細分化して放物線で近似することにより,最終的に描画信号を複数の放物線の和として表現する.次に角放物線のパラメータを符号化してこれをメール情報として送る.復号時には放物線の接続点をスムージングしながら表示する.本方式の特性を実験的に確認したところ,符号量はPCM方式の1/10程度となり,かつ表示された描画は手ぶれ等に起因する雑音が減り,むしろ美しくなることを確認した.