気象衛星NOAA画像における幾何学的ひずみの自動補正法

高木 幹雄  檜山 孝道  曽根 光男  尾上 守夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J71-D   No.5   pp.883-893
発行日: 1988/05/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
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あらまし: 
今まで,NOAA画像中に含まれる幾何学的ひずみは,軌道計算値のみを用いて補正されている.通常,軌道計算値は誤差を含んでいるので,地上基準点(GCP)を多数用いて精密補正されている.しかし,GCPに対応するNOAA画像座標上の位置に雲があると位置ずれが不明になるので,GCPを用いた位置合せは雲がない位置を人間が選び,人手によって処理されている.ところが,GCPの数が多くなるにつれて人間が介在する時間が増大し,また位置ずれの測定も個々で異なる場合が生じる.そこで,本文では幾何学的ひずみの自動補正法を提案する.本手法は軌道計算値による補正後,位置ずれを測定するために,GCPを含む海岸線データを用いた位置合せを残差逐次検定法で行う.その際,ピラミッド構造を採用して処理の高速化をはかり,その有効性を示す.次に,位置合せの成否を自動的に相関係数を用いて決定し,その結果からアフィン変数の係数を算出し,幾何学的ひずみを自動補正する.また,利用目的に応じた地図座標,地表面座標,NOAA画像座標の間の変換は4点補間法を用いて処理の短縮をはかり,その有効性を示す.