外挿予測-離散サイン変換による画像の高能率符号化―2次元符号化の場合―

山根 延元  森川 良孝  浜田 博  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J71-B   No.6   pp.717-724
発行日: 1988/06/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 情報源符号化
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あらまし: 
本論文では,濃淡画像の高能率符号化法として,筆者らが先に1次元符号化の場合に提案した外挿予測-離散サイン変換符号化法を2次元符号化の場合に拡張する.本法では,画像を正方形ブロックに分割し,まず各ブロックに対して再生済みの境界画素から2次元外挿予測を行ってブロック間相関を除去し,次にこの予測誤差に直交変換を行ってブロック内相関を除去する.本論文では,画像の相関関数が等方的指数関数であるとして,簡単な処理操作により実現できる2次元外挿予測法を導出し,その予測誤差に対する変換には,1次元外挿予測-離散サイン変換を行-列に施す変数分離形2次元外挿予測-離散サイン変換を採用する.次に,レート-ひずみ特性を計算してこれらの手法が有効であることを明らかにし,また,本法がブロックサイズが4×4画素で,16×16画素の離散コサイン変換符号化法と同程度の符号化能率をもつことを示す.更に,実際の画像に対し計算機実験を行い,この計算結果を裏付ける.本法は,1画素当りの処理演算量が離散コサイン変換符号化法に比して少なく,またブロックサイズが1/16と小さいため,特にハードウェア化において有利である.