規格化ARMAラチスフィルタの任意次数増減法について

長谷山 美紀  永井 信夫  三木 信弘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J71-A   No.6   pp.1242-1248
発行日: 1988/06/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: ディジタル信号処理
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あらまし: 
AR次数とMA次数を独立に変化させることが可能なARMAラチスフィルタの,予測誤差分散を規格化した規格化ARMAラチスフィルタが既に提案され,その有効性が示されている.しかし,規格化ARMAラチスフィルタは任意次数の増加が不可能であり,更に,比規格化フィルタ同様任意次数の減少が不可能である.本論文は,規格化ARMAラチスフィルタの任意次数の増減を可能とする手法を示している.まず,任意次数増減に必要とされる.規格化ARMAラチスフィルタを設計する際用いられる,同型区間連続接続のため変換区間係数が回帰的に算出されることを,予測誤差の空間上の性質より導出する.次に,既存フィルタ係数から任意次数を減少させたフィルタ係数を算出する手法を導出する.この手法により従来の次数減少に比べ,少ない計算量で任意次数減少が可能である.更に,同様の手法を用いて,規格化ARMAラチスフィルタの任意次数増加を可能とする.最後に,提案された手法を用い実験考察を行っている.本手法は,最適次数フィルタを設計する際行われるモデルリダクションに有効である.