ピラミッド構造の階層間の幾何学的対応に基づいた画像の高速重ね合わせ

尾上 守夫  曽根 光男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J70-D   No.1   pp.139-147
発行日: 1987/01/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: パターン認識・学習
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あらまし: 
従来,画像の重ね合わせにピラミッド構造を採用し,演算時間を節約できることが報告されている.しかし,バックトラックをしない探索での各層の探索範囲に関する議論は実験的なものばかりであり,それ以外ではわずかにTanimotoによる報告が見られるのみである.Tanimotoは22の探索範囲では不十分である一例を図で示し,ひとまわり広くした42(best-of-16)の探索範囲を提案している.ところが十分に考察されているとは言えない.そこで,本文では階層間の対応を類似対応でなくて幾何学的対応と限定した場合,各層のテンプレート画像の左上候補位置,最良左上位置をそれぞれ定義し,各層の探索範囲について述べる.本考察により42(best-of-16)の探索範囲でも不十分であることが示される.更に,各層の画像を定義し,本考察を類似問題に応用する.ここでは,残差逐次検定法を例にとって,動画を題材にし,従来の最下層での画像の重ね合わせと本考察に基づいた画像の重ね合わせとの比較実験結果を通して本手法の有効性を示す.