捕そく効果を考慮したアロハ方式の基本性能と最適化

杜 榕平  岡田 博美  中西 暉  真田 英彦   慶一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J70-B   No.12   pp.1457-1465
発行日: 1987/12/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 信号方式,通信プロトコル
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あらまし: 
本論文は,多重アクセス放送伝送路におけるフレーム形式のアロハ方式について,これまで検討されていなかった捕そく効果を考慮した解析を行ったものである.まず解析により,捕捉レベルの異なる各グループの基本性能を示す伝送成功確率,およびその期待値と分散を求め,捕捉に物理制限がある場合についても検討を加える.更に,アクセス成功局数を最大にする二つの最適化問題について考察する.第1は,特定のグループにのみ注目したもので,そのグループの最適化の必要条件を明らかにする.第2は,全局の総合性能の改善をねらいとしたもので,捕そくレベルに関するグループ配分の最適解を得る.最後に,数値例を通じての考察を行い,捕そく効果のある多重アクセス放送伝送路では,従来のチャネルより高いスループットが得られること,およびこの効果を利用し全局を最適にグループ化すると,いっそう高い性能が得られることを示す.