有限容量入力待ち行列をもつウィンドウフロー制御パケット網の近似解析と最適ウィンドウ割当て

山本 幹  秋吉 一郎  中西 暉  真田 英彦   慶一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J70-B   No.10   pp.1157-1167
発行日: 1987/10/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
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あらまし: 
ウィンドウフロー制御方式をパケット網に実装する場合には,ウィンドウサイズの設定が重要な問題となる.従来,ウィンドウサイズ割当て問題に対しては,網を簡単な待ち行列モデルで記述し近似解析を行うことにより設計がなされてきた.本論文では,実際のウィンドウフロー制御網により近い数学モデルとして,複数の論理チャネル(LC)が存在し各LCごとに設けられた入力待ち行例が有限容量のバッファをもつモデルを対象に,LC間の相互影響を反映した近似解析手法を提案する.更に,この近似解析手法を用いてウィンドウサイズ割当て問題について検討を行い,均一トラヒック条件下では伝送段数の1.5倍に等しいウィンドウサイズが準最適であることを示す.また,各LCのトラヒックが均一でない場合には,あるLCのトラヒックが優遇され,他が抑制されるという不公平さが生じることを考慮し,従来の評価基準である遅延,スループットにLC間の公平さを加味した検討を行い,各LCの入力規制度を均等化するようなウィンドウサイズ割当てが有効であることを示す.