規格化ARMAラチスフィルタとその始終端条件

長谷山 美紀  宮永 喜一  永井 信夫  三木 信弘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J70-A   No.8   pp.1115-1125
発行日: 1987/08/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 信号理論・信号処理
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あらまし: 
本文では,AR次数,MA次数を独立に変化させることが可能なARMAラチスフィルタについて,終端条件を考察し,更に予測誤差分散の規格化を行う.従来の終端条件は最小2乗近似フィルタとして設計するものであり,ここでは,相関一致合成フィルタとして設計するための条件を導き,両者が異なることを示す.更に,分散を1とする規格化手法を示し,予測誤差の空間上の特色を考察し,規格化ARMAラチスフィルタを設計する.AR次数,MA次数同時増加型の規格化ARMAラチスフィルタは設計されているが,各々を独立に増加させるものについては,提案されていない.設計されたフィルタは,係数間の関係が明りょうとなり,設計する際必要とする情報量が削減されるなどの利点をもつ.また,基本区間の接続方法に多少の制限が加わるが,規格化前と同様,任意の次数のフィルタを設計することが可能である.