頭蓋骨線図形からその構成要素を分離抽出する手法

梁 潤模  江島 俊朗  木村 正行  金森 吉成  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J68-D   No.4   pp.957-964
発行日: 1985/04/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 特集論文 (画像処理特集)
専門分野: 産業,医用,リモートセンシングへの応用
キーワード: 


本文: PDF(646.8KB)>>
論文を購入




あらまし: 
歯科矯正学では,矯正診断過程の自動化において,頭蓋骨線図形からその構成要素を表す線図形を分離抽出することが前提条件になっている.本論文では,頭蓋骨線図形から11個の解剖学的構成要素を効率よく抽出する手法を提案する.線が囲む領域は雑音の影響をあまり受けない点に着目し,領域の識別に基づいて構成要素を表す線図形を分離抽出する.まず入力線図形を4進木構造化に基づいて表現し,白領域の連結成分のラベルづけをtop-down手法で行って領域を抽出する.ついで,領域の形に関する特徴量の整合と領域の相互関係に基づいて領域を識別する.さらに,識別された領域をはりあわせて目的とする構成要素に該当する線図形を抽出する.本手法は曲線追跡によらないで目的とする構成要素を効率よく抽出でき,“線のとぎれ”などの雑音に強いという利点がある.