部分画像の出現確率を用いた高速化パターンマッチング方式

嶋 好博  柏岡 誠治  江尻 正員  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J68-D   No.2   pp.161-168
発行日: 1985/02/25
Online ISSN: 
Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: 信号・情報処理
キーワード: 


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あらまし: 
画像パターン中から特定の図形と類似した図形を抽出するテンプレートパターンマッチング法は文書処理,工業用視覚等において利用されているが,画像の大きさ,テンプレートパターンの種類が増加するに伴い,その高速化が,実用上の重要な課題となってきている.本論文では,高速化の一方式として知られているSSDA法(Sequential Similarity Detection Algorithm)を基本として考案した2値画像に対する新しい高速化パターンマッチング方式について述べている.まず,SSDA法における所要計算時間の期待値を,テンプレートパターンに含まれる部分的なパターンの対象画像における出現確率を用いて求める.ついで,画素の照合の順序を,ブロック化した部分的なパターンの対象画像における出現確率を用いて決定する方式を提案する.この方式の内,特に照合誤差を許さない場合について詳細に検討し,実際に集積回路チップの表面パターン等の例を対象に本方式を適用し,パターンマッチング法の高速化に有効であることを示す.