弛緩法における修正作用素の検討

江島 俊朗  木村 正行  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J68-D   No.12   pp.2099-2106
発行日: 1985/12/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: パターン認識・学習
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あらまし: 
本論文の目的は,弛緩法確率モデルにおける修正作用素について検討し,その修正機構を明確にすることにより,より有用な修正作用素を見い出すことである.弛緩法は画像処理,図形認識等の分野と関係して数多くの研究がなされてきた.しかし,弛緩法の中で重要な位置を占める修正作用素それ自体の研究はあまりなされていない.本論文では,まず弛緩法確率モデルにおける修正作用素をより一般的に定義するとともに,修正作用素が適応的であるという概念を導入し,この作用素が適応的であるための必要十分条件を示す.ついで,この必要十分条件を満たす具体的な修正作用素を構成することにより,Rosenfeldが提案した修正作用素もこの条件を満たす特殊な場合として導出できることを示す.更に,修正作用の機構をバネの力の原理を用いて説明する.最後に種々の適応的な修正作用素を用いた確率モデルの評価実験を行い,従来のものより有用な修正作用素を見い出している.