画像伝送用高線形度発光ダイオード

中村 優  新田 康一  小松原 正  岡島 正季  小関 健  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J68-C   No.4   pp.278-284
公開日: 1985/04/25
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Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文
専門分野: 光・量子エレクトロニクス
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あらまし: 
LEDを画像伝送用光源として用いる場合非線形歪補償が重要な問題となる.広帯域の光・電気負帰還方式は無調整で歪の少い高品質の光源を得る方法として有用であるが,LEDに適用する場合LEDの外部設置光検出器への出力結合効率が低い為,画像帯域での安定な負帰還ループを構成することが困難であった.本論文では,LEDとPDをモノリシックに集積することでこの問題を解決し,外部帰還回路を付加して負帰還動作にもとづく低歪のLEDを実現した.LEDとPDの複合素子の製作は,LEDはLPE成長,PDはMOCVD成長を用いるハイブリッド製作法とした.LEDとPD間の信号伝達効率は2%に達したが,この値は従来の個別素子間で得られる効率より一桁以上大きく,LDを用いた場合に匹適する.画像伝送品質の評価では,8%,2.5度の微分利得,微分位相が1%,0.5度に改善されたのをはじめ,ラインスロープやフレームスロープ,また周波数平坦特性などが同じく自動補償されることを示した.本方式のLED歪軽減法は従来の調整を必要とするプレディストーション回路や周波数補償回路などが不要となることから,低価格で高品質なLED光源を提供する.