周期インパルス列の定常応答による分布結合定抵抗回路の合成について

渡辺 敏明  九里 孝輝  坂上 岩太  羽鳥 孝三  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J68-A   No.10   pp.1069-1077
発行日: 1985/10/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 回路理論
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あらまし: 
多段2線条分布結合定抵抗回路の合成については従来から単位インパルスを入射したときの過渡応答から回路の素子値を求める方法が用いられており,周期インパルス列を入射した場合の定常応答からの回路合成は知られていなかった.本文ではn区間多段2線条分布結合定抵抗回路に正極性周期インパルス列1 1 1 1…,又は両極性周期インパルス列1-1 1-1…を入射した場合の定常応答から回路の素子値を決定する手法を示すと同時に,その手法の簡単化についても説明する.ここで扱う回路の伝達関数はz-1に関して分母,分子がともにn次の多項式になり,回路の素子値はこの伝達関数から一意に決定される.また求める回路が全域通過回路である場合は必ずしも一意に回路の素子値が決定できないときもあり,この点についても考察する.なお,このとき求める回路が全域通過回路であれば回路の伝達関数の分母,分子がz-1に関する反転多項式になるということを利用して合成手法の簡単化をはかっている.