二段階連想方式とその分散形連想記憶の記憶領域縮小への応用

村上 研二  泉田 正則  相原 恒博  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J67-A   No.9   pp.912-919
発行日: 1984/09/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
従来の分散形連想記憶の連想動作を二段に分けて実行する新しい連想方法(二段階連想方式)を提案し,その連想能力の解析を行っている.又,二段階連想方式の応用として,分散形連想記憶で情報の記憶のために必要とする記憶領域の大きさを,平均二乗誤差最小の意味で最適に縮小する方法について述べている.二段階連想方式では,キーから媒介ベクトル,更に媒介ベクトルからデータという二段の連想を行うが,このとき媒介ベクトルを適当に選択することにより連想形記憶の連想動作を自由に変更することができる.すなわち,二段階連想方式の利点は連想動作を二段に分けて実行することにより,モデル構成上の自由度が増加するということにある.ここではこの利点を利用して,指定された大きさの記憶領域を持ち,かつ連想の際に生ずる連想出力とデータとの間の平均二乗誤差を最小にするような連想形記憶を構成するための媒介ベクトルの条件およびその決定方法を明らかにしている.又,このようにして構成された連想形記憶が所期の連想能力を持つということを計算機シミュレーションにより確めている.