荷重関数を用いたARMAスペクトル近似法について

渡辺 裕  宮永 喜一  三木 信弘  永井 信夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J67-A   No.8   pp.759-766
発行日: 1984/08/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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線形システムの最小実現および冗長性の除去を目的としたスペクトル近似法が,従来よりいくつか提案されている.本文では,信号処理に適した自己回帰移動平均モデル(ARMAモデル)のスペクトル近似法を提案する.この手法は,ARMAモデルで表される荷重関数を用いることにより,任意の周波数領域に重み付けが可能である.また近似モデルのARMA係数は,収束計算を用いることなく次数に関する回帰式により少ない計算量で求めることができる.本文ではさらに荷重関数を適当に選択することによって,規範ARMAモデルの伝達関数の極および零点に重みを付けたスペクトル近似法を提案し,従来のスペクトル距離尺度との関係について考察している.またモデル実験により,ARMAモデルの冗長性除去およびスペクトルの特徴抽出が効果的に行えることを示している.