線形予測理論に基づくARMAディジタルラティスフィルタ

宮永 喜一  三木 信弘  永井 信夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J67-A   No.5   pp.487-494
発行日: 1984/05/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
本論文ではARMAラティスフィルタの基本区間を提案し,AR次数とMA次数を独立に変化させることが可能なラティスフィルタの構成法を示す.従来のARMAラティスフィルタは,1次元ARラティスフィルタを2次元化してARMAフィルタを構成している.そのためAR次数とMA次数の異なるフィルタの実現あるいは最小実現ARMAモデルの設計には適していなかった.またラティスフィルタの特徴は,縦続接続された各区間で得られる信号(予測誤差)に直交関係が成り立つことである.そのためARラティスフィルタは,音声分析合成,等化器等に有用なフィルタとして活用されている.本論文で提案するARMAラティスフィルタについても,直交関係の性質を満足していることが示される.さらに本論文では,観測信号に対する分析系と考えられるARMAラティス逆フィルタと,その双対関係(合成系)にあるARMAラティスフィルタの2つの構成法を示す.