アナログしきい素子型神経細胞モデルのパターン分離性

水野 尚  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J67-A   No.5   pp.447-454
発行日: 1984/05/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
神経回路モデルで学習が行なわれる際,変化の対象となるのは,興奮性,抑制性シナプス結合係数,しきい値である.しかし,シナプス結合係数,しきい値をそれぞれ可変にしたとき,細胞モデルがパターン分離を行う際どのような機能を有するようになるかについてはあまり検討されていない.本論文では,アナログしきい素子型神経細胞モデルについて,興奮性,抑制性シナプス結合係数,しきい値をそれぞれ変化させた場合,細胞のパターン分離能力にどのような特徴があるかを比較検討する.検討結果から,興奮性,抑制性シナプス結合係数,しきい値を同時に変化させた時,細胞のパターン分離能力が一番大になることを示す.ついで,興奮性,抑制性シナプス結合係数,しきい値を同時に変化させる場合の学習方式を提案し,この学習方式を適用したモデルの動作の解析を行う.最後に,計算機シミュレーションによって,モデルが解析通りに動作することを実証する.