多値論理に基づくパルス列剰余数演算回路とディジタル信号処理への応用

苫米地 宣裕  亀山 充隆  樋口 龍雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J66-D   No.8   pp.939-946
発行日: 1983/08/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
本論文では,多値カウンタを用いて,剰余数演算回路を効率的に実現する方法を提案している.まず,剰余数演算回路の構成要素とする多値リングカウンタの基本的な機能と構成法を明らかにし,本カウンタが,少ない個数のフリップフロップで,容易に構成できることを示している.又,多数の入力パルスを同時に計数できる多値リングカウンタ(多値並列リングカウンタ)の構成法を示している.次に,多値リングカウンタを用いて,そのシフトと符号変換によって,剰余数の加算,乗算を行う方法を明らかにし,多入力加算器と,複数の乗算器を一体化した和積演算回路を,ディジタル信号処理の為の基本演算回路として,提案している.更に,この回路を,基本モジュールとすれば,ディジタルフィルタが,従来の方法に比較し,少ないモジュール数で効率的に構成することができ,しかも,システムの演算速度を支配するモジュールの段数が,減少できることを示している.