ストリップ線路回路の平面回路的手法による解析―高次姿態インピーダンス概念の応用―

許 瑞邦  穴田 哲夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J66-B   No.6   pp.766-773
発行日: 1983/06/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
トリプレート線路回路,ストリップ線路回路は,マイクロ波,ミリ波帯で頻繁に利用される回路形式である.この周波数帯ではストリップ線路幅が使用波長に比して無視できない寸法になる傾向があり,ゆえに,伝送線路接続部で生じる電磁界の乱れの入出力特性へ及ぼす影響を無視することができない.ここでは,この種の問題を取り扱うために,ストリップ伝送線路回路モデルを設定し,このモデル内の電磁界分布が平面回路方程式で決定できることを指摘した.この平面回路方程式を解くのに,回路を伝送線路と接合回路に分離し,各部分での姿態インピーダンスを導出して,従来と同じような回路方程式を立て,これを解くことでストリップ伝送線路回路の入出力特性が求まることを示した.本解析法を簡単なトリプレート線路回路に適用して,その広帯域周波数特性をDC~18GHzにわたって計算し,又,対応した回路を作成し,その周波数特性を4~18GHzにわたって測定した.本解析法に基く計算結果と測定結果が良く一致したことより,本解析法の有効性を確認することができた.